森岡毅の心に響く名言7選|人生が180度変わる言葉とは?

森岡毅の心に響く名言7選|人生が180度変わる言葉とは?

ビジネスの世界で圧倒的な成果を出し続けている森岡毅さん。USJを年間約700万人から約1500万人の集客に再生させた稀代のマーケターとして知られていますよね。

でも彼の本当の魅力って、すごいマーケターってことだけじゃないんですよ。『苦しかったときの話をしようか』という本を読んだとき、私は「この人、人としても本当にすごいな…」って心から思いました。

この本は、もともと森岡さんが大学生になった自分の子どものために、就活・昇進・転職・起業などキャリア形成について書きためていたプライベートな文書なんです。編集者が読んで感動し、一般に向けて出版されることになったんですよね。

今回は、そんな森岡毅さんの心に響く名言を7つ厳選して紹介します。仕事や人生で迷ったとき、困難にぶつかったとき…この言葉たちが、あなたの人生を180度変えるきっかけになるかもしれません!

森岡毅とはどんな人物?経歴や功績を簡単に紹介

まずは森岡毅さんがどんな人なのか、簡単に紹介しますね!

森岡毅さんは1972年生まれの戦略家・マーケターです。神戸大学経営学部を卒業後、1996年にP&G入社。日本ウィダルサスーン、北米パンテーンのブランドマネジャー、ウェラジャパン副代表等を経て、2010年にUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に入社しました。

当時のUSJは年間集客が約700万人まで減少し、このままでは倒産確実と言われていたんです。そこに森岡さんが革新的なアイデアを次々と投入し、見事にV字回復させたんですよね。2012年からはUSJのチーフ・マーケティング・オフィサー、執行役員、マーケティング本部長を務め、年間約1500万人が訪れるテーマパークへと再生させました。

2017年にUSJを退社した後は、マーケティング精鋭集団「刀」を設立。「マーケティングで日本を元気に」という大義の下、数々のプロジェクトを推進しています。USJ時代に断念した沖縄テーマパーク構想にも再び着手し、「JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)」の2025年7月25日開業に向けて邁進中です。

著書には『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』『確率思考の戦略論』などがあり、すべてがベストセラーになっています。

森岡毅のマーケティング戦略とリーダーシップを表現した画像

名言1:「不安であればあるほど、君は勇敢なのだ!」

「チャレンジによって起こる変化が大きいほど不安は大きくなる。つまり、不安とは、本能を克服して挑戦している君の勇敢さが鳴らしている進軍ラッパのようなものだ。不安であればあるほど、君は勇敢なのだ!」

これは『苦しかったときの話をしようか』の第6章「自分の”弱さ”とどう向き合うのか?」からの名言です。

ねえ、何か新しいことを始めようとするとき、不安になりませんか?私なんて、このブログを始めるときも「上手く書けるかな」「誰も読んでくれなかったらどうしよう」って、めちゃくちゃ不安でした。

でも森岡さんの言葉を知って、考え方が180度変わったんです!不安を感じるのは、自分が挑戦しているからなんですよね。何も挑戦していない人は不安なんて感じないんです。

森岡さんは続けてこうも言っています。「もう1つ、不安は未来を予測する知性が高いほどより大きくなる。不安であればあるほど、君の知性が真摯に機能しているのだ!」

つまり、不安を感じるのは、あなたが賢くて、真剣に物事を考えている証拠なんです。「だから、ビビっている君は素晴らしい!」と森岡さんは言うんですよね。そして「実は、私もしょっちゅう、ビビっている(笑)」とも。

すごい人でも不安を感じるんです。大切なのは不安を感じながらも一歩を踏み出す勇気なんですね。

名言2:「失敗しない人生そのものが、最悪の大失敗ではないのか?」

「真剣に考えて欲しい。『何も失敗しなかった人生……』。死ぬ寸前に自分がそう呟いて天寿を全うする場面を想像して欲しい。それで本当に悔いなくあの世に逝けるのか?何も失敗しなかったことは、何も挑戦しなかったに等しい。それはかけがえのない一生において、何もしようとしなかったということ。それは臆病者の人生の無駄遣いそのものだろう!失敗しない人生そのものが、最悪の大失敗ではないのか?」

これも第6章からの名言です。

失敗が怖くて新しいことに挑戦できない…そんな経験、誰にでもありますよね。私も以前は「失敗したらどうしよう」って思って、チャレンジすることから逃げていました。

でも森岡さんの言葉を知って、ハッとしたんです。たしかに!何も挑戦せず、何も失敗しなかった人生って、実はそれ自体が大きな失敗なんじゃないか!?

この言葉を知ってから、私の考え方は変わりました。失敗を恐れるよりも、挑戦しないことを恐れるようになったんです。今では「失敗してもいいから、まずはやってみよう」と思えるようになりました。

森岡さんはUSJで多くの革新的なアイデアを実現させてきました。例えば「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド~バックドロップ~」は、単に既存のジェットコースターを後ろ向きに走らせただけなのに、9時間40分待ちという記録的な大ヒットになったんです。

でも、そのアイデアを実行する前は「失敗したらどうしよう」という不安もあったはずです。それでも挑戦した結果、大成功を収めることができたんですね。

名言3:「成功者とは、好きなことの発見者である」

「私が勧めるのは、具体的な”こと”から発想するのではなく、”どんな状態”であれば自分はハッピーだろうかという未来の理想”状態”から発想することである。だからこそ、私は「好きなこと」に集中しろと、くどいように申し上げているのだ。好きなことでないと努力は継続できない。この社会で結果を残す優秀なプロと呼ばれる人々は、もれなく「その道で努力を積み重ねることができた人」であって、その正体は「努力できる好きなこと」を見つけられた”発見の成功者”なのだ。」

これは第1章「やりたいことがわからなくて悩む君へ」からの名言です。

「やりたいことがわからない」って悩みを抱えている人、多いですよね。私も就活の時期は「本当にやりたいことって何だろう…」ってずっと考えていました。

でも森岡さんの言葉を知って、視点が変わったんです。成功している人って、最初から「これをやりたい!」って明確だったわけじゃないんですよね。むしろ、「これ、好きだな」と思えることを見つけて、そこに努力を積み重ねられた人なんです。

私も今の仕事、最初から「絶対これがやりたい!」と思っていたわけじゃなかったんです。でも始めてみたら「これ、意外と好きかも」と思えて、どんどん深く関わるようになりました。そして努力を続けられるようになって、少しずつ成果も出てきたんです。

「好きなこと」を見つけることが、実は成功の第一歩なんですね。そして「好きなこと」は、やってみないとわからないことも多いんです。だから、興味を持ったことには積極的にチャレンジしてみる姿勢が大切なんだと思います。

名言4:「会社が給料を払っている対象は、君の強みに対してであり、君が弱みを克服する努力ではない」

「会社が給料を払っている対象は、君の強みに対してであり、君が弱みを克服する努力ではない」

これは第6章からの名言です。

強みと弱みの概念を表現した抽象的な画像

この言葉、ビジネスパーソンとして本当に心に刺さりますよね!私も長い間、自分の弱みばかりに目を向けて「もっとここを改善しなきゃ」って思い込んでいました。

例えば私、細かい数字を扱う作業が苦手なんですよね。だからExcelの関数とか必死に勉強して…でも全然上達しなくて自己嫌悪に陥ってました。

でも森岡さんの言葉に出会って、考え方が180度変わりました。そうか!会社は私の「弱みを克服する努力」にお金を払っているわけじゃないんだ!むしろ「私の強み」にお金を払っているんだ!って。

それからは、自分の強み(私の場合はデザインセンスとプレゼン力)を伸ばすことに集中するようになりました。そしたら不思議なことに、周りからの評価も上がって、仕事も楽しくなってきたんです。

この考え方は、管理職として部下を育成する時にも役立ちます。部下の弱みを直そうとするのではなく、強みを伸ばすサポートをする方が、チーム全体のパフォーマンスが上がるんですよね。

名言5:「ある問題について地球上で最も必死に考えている人のところにアイデアの神様は降りてくる」

「ある問題について地球上で最も必死に考えている人のところにアイデアの神様は降りてくる」

これは森岡さんの名言の中でも特に有名なものの一つです。

「アイデアが浮かばない…」って悩んだことはありませんか?私は仕事でクリエイティブなアイデアを求められることが多いんですが、時々全然思いつかなくて焦ることがあります。

でも森岡さんによると、アイデアは簡単に生まれるものではなく、必死に考え抜いた人にだけ、アイデアの神様は微笑むんだそうです。

USJを再建した時も、森岡さんは「どうすれば人々が来たくなるテーマパークになるか」を誰よりも必死に考えていたからこそ、革新的なアイデアが次々と生まれたんでしょうね。

例えば「ハロウィン・ホラー・ナイト」は、予算がない状況でキャストがゾンビに扮装し、パーク全体をゾンビで覆いつくすというシンプルなアイデアでした。しかし、「独身の若い女性層」をターゲットとし「大声で叫んだり思いっきり騒げる空間」を提供するという明確なコンセプトがあったからこそ、7万人程度だった来場者が40万人以上に増加する大ヒットとなったんです。

この例からも分かるように、アイデアは単なるひらめきではなく、問題に対して真剣に向き合い、必死に考え抜いた結果生まれるものなんですね。

名言6:「いくら周囲から嫌われても、結果が出るまで戦い続けるしかない」

「いくら周囲から嫌われても、結果が出るまで戦い続けるしかない。今でも私は周りから嫌われていると思いますよ。でも、それは勲章だと思っています」

森岡さんは、変革を起こすためには時に周囲から反発を受けることも覚悟しなければならないと語っています。

「大きな変革をするときに一番大事なこと。それは、『人に好かれようと思わないこと』です」とも言っていますよね。

何か新しいことを始めようとすると、必ず反対する人が現れます。でも、人に好かれようとしていては、本当に必要な変革はできないんです。

USJの再建時も、森岡さんの斬新なアイデアに対して「そんなことやって大丈夫なの?」と反対する声も多かったはずです。でも、彼は自分が正しいと信じることを貫き、結果を出し続けました。

これは私たちの日常にも当てはまりますよね。例えば、会社で新しい提案をしようとすると「前例がない」「リスクが大きい」と反対されることがよくあります。でも、本当に価値のあることなら、一時的に嫌われても貫く勇気が必要なんです。

「今までのやり方を変えるのはしんどいことです。変えさせる私だってしんどい。でも、「嫌われていいんだ。だって正しいことなんだから」と思うと、強くなれます」とも森岡さんは言っています。

結果を出すことで、最終的には周囲の見方も変わってくるんですね。

名言7:「なすびはなすびにしかならない。一人一人に合った生き方を見つけよう」

「なすびはなすびにしかならない。一人一人に合った生き方を見つけよう」

この言葉は、森岡さんの著書の中でも特に心に響くメッセージの一つです。

私たちはつい、他人と自分を比較してしまいがちですよね。「あの人はこんなに成功しているのに、自分は…」なんて。でも森岡さんは、そういう比較は意味がないと教えてくれています。

なすびはどれだけ頑張っても、りんごにはなれません。でも、なすびとして最高の味と形を目指すことはできるんです。

これって、本当に救われる言葉だと思いませんか?私も以前は「あの人みたいになりたい」「あんな風に話せたらいいのに」と思って、自分を責めることが多かったんです。

でも、この言葉に出会ってから「私は私にしかなれないんだ」と受け入れられるようになりました。そして「私だからこそできること」を探すようになったんです。

森岡さんは、リーダーの仕事について「みんなが弾きたくなるような楽曲を持ってきて、完成形のイメージを明確に示し、それぞれの個性ある音色を引き出して、それらを組み合わせて音楽をつくっていくことだ」と表現しています。

これは多様性(ダイバーシティ)の本質を表した素晴らしい例えですよね。ヴァイオリンばかりが50台あるよりも、さまざまな音色が出せる楽器が組み合わされたオーケストラの方が、表現できる楽曲は多いんです。

一人一人が自分らしさを大切にしながら、それぞれの「音色」を活かしていく。そんな生き方、素敵だと思いませんか?

まとめ:森岡毅の名言から学ぶ人生の知恵

今回は森岡毅さんの心に響く名言7選を紹介しました。改めて振り返ってみましょう。

1. 「不安であればあるほど、君は勇敢なのだ!」

不安は挑戦している証拠。不安を感じることは恥ずかしいことではなく、むしろ勇気ある行動の証なんです。

 

2. 「失敗しない人生そのものが、最悪の大失敗ではないのか?」

挑戦しないことこそが、最大の失敗。人生で本当に後悔するのは、やらなかったことなんですね。

 

3. 「成功者とは、好きなことの発見者である」

成功の秘訣は「好きなこと」を見つけること。好きなことなら努力を続けられるんです。

 

4. 「会社が給料を払っている対象は、君の強みに対してであり、君が弱みを克服する努力ではない」

弱みを直すより強みを伸ばすことに集中しよう。それが自分も会社も成長させる近道です。

 

5. 「ある問題について地球上で最も必死に考えている人のところにアイデアの神様は降りてくる」

アイデアは必死に考え抜いた人にだけ訪れる。簡単に諦めず、とことん考え抜く姿勢が大切です。

 

6. 「いくら周囲から嫌われても、結果が出るまで戦い続けるしかない」

変革を起こすためには、時に周囲から嫌われることも覚悟する必要があります。正しいと信じることを貫く勇気を持ちましょう。

 

7. 「なすびはなすびにしかならない。一人一人に合った生き方を見つけよう」

他人と比較せず、自分らしい生き方を見つけることが大切です。多様性こそが、豊かな社会を作り出します。

 

森岡さんの言葉には、単なる成功法則を超えた、人生の本質に迫る深い知恵が詰まっていますよね。どの言葉も、読むたびに新たな気づきを与えてくれます。

特に印象的なのは、森岡さんが自身の弱さや不安も正直に語っていること。「実は、私もしょっちゅう、ビビっている(笑)」という言葉に、大きな勇気をもらえませんか?

成功者も同じ人間。同じように不安を抱えながらも、それでも一歩を踏み出す勇気を持っているんです。

あなたも今、何か不安や迷いを抱えているかもしれません。でも、その不安こそが、あなたが挑戦している証なんです。勇気を出して、一歩踏み出してみませんか?

森岡毅さんの著書『苦しかったときの話をしようか』には、今回紹介した以外にも心に響く言葉がたくさん詰まっています。ぜひ手に取って、あなた自身の人生の指針にしてみてください。

あなたの人生が、もっと輝きますように!

詳細はこちら:苦しかったときの話をしようか 森岡 毅 (著)