OpenBrainが変える!AI研究の自動化が2027年までに実現する3つの革命とは

OpenBrainが変える!AI研究の自動化が2027年までに実現する3つの革命とは

こんにちは、papanaviです!

最近、AIの進化がめちゃくちゃ加速していて、ついていくのが大変…って感じてる人、多いんじゃないでしょうか?

私もデザイナー歴18年以上の経験があるけど、AIの進化には目を見張るものがあって、「いつか自分の仕事がなくなっちゃうのかなぁ…」とハラハラしつつも、「でもAIをうまく使えば仕事がめちゃくちゃ効率化できるんじゃない!?」というワクワク感も同時に感じてるんです。

そんな中、元OpenAIの研究者たちが「AI 2027」というシナリオを発表して、2027年までのAI発展を予測しているんですよ!

この記事では、「AI 2027」シナリオから見えてくる、OpenBrain(架空の企業名ですが、OpenAIをモデルにしています)がもたらす3つの革命的な変化を紹介します。

AIの自動化研究がどこまで進むのか、そして私たちの生活にどんな影響をもたらすのか…一緒に見ていきましょう!

「AI 2027」シナリオとは?元OpenAI社員が予測する未来

まず最初に、この「AI 2027」って何なのか?ということについて簡単に説明しておきますね。

「AI 2027」は、元OpenAIのダニエル・ココタジロ氏をはじめとする研究者チームが作成した、2025年から2027年にかけてのAI発展シナリオを予測したレポートなんです。

このレポートがすごいのは、ただの空想的なSF的予測じゃなくて、トレンド分析やウォーゲーム、専門家のフィードバック、そしてOpenAIでの実際の経験に基づいた、かなり現実的な予測になっているところ!

もちろん未来予測なので100%当たるわけじゃないけど、「こうなる可能性が高い」というシナリオを示してくれているんです。

このシナリオの中心となるのが「OpenBrain」という架空の企業。これはOpenAIをモデルにした企業で、AIの研究開発を急速に進めていくという設定になっています。

私もこの「AI 2027」を読んで「マジかっ!?そんな未来が待ってるの!?」ってびっくりしちゃいました…。

2025年から2027年にかけてのAI研究進化タイムライン

革命1:2025年〜2026年 AIエージェントによるコーディング自動化

さて、「AI 2027」シナリオによると、2025年から2026年にかけて最初の大きな革命が起こるんです。それが「AIエージェントによるコーディング自動化」!

2025年中頃には、コンピュータを操作してくれる「パーソナルアシスタント」エージェントが登場するものの、まだ広く使われるまでには至っていないんだそう。でも、専門性の高いコーディングや研究分野のエージェントでは、職業そのものを変え始めているんですって!

この時期のAIは「従業員」に近い形で機能するようになり、コーディングAIは単なるアシスタントというより、自律的エージェントの様相を帯び始めるんだとか。

SlackやTeamsを通して指示を与えれば、自分で大幅なコード修正を行い、場合によっては数時間から数日分の作業を節約してくれるようになるんです。すごくない!?

でも、これらのエージェントはまだ信頼性に乏しい部分が目立つみたい。SNSは特に面白い方法でタスクを失敗した話で溢れるようになるんだって…。

そして2025年後半、OpenBrainはAI研究を高速化するAIの開発に注力するようになります。彼らが内部開発を進める新モデル「Agent-1」は、とりわけAI研究を手伝うのが得意になるんです。

2026年初頭になると、AIを使ってAI研究を高速化するというOpenBrainの戦略が効果を表し始め、彼らはAIアシスタントを使わない場合に比べて50%高速でアルゴリズム面の進歩を遂げるようになります。

ここで重要なのは、競合他社よりも進歩が速いこと!Agent-1は人間よりもはるかに多くの事実を知り、あらゆるプログラミング言語に精通し、よく定義されたコーディング課題なら極めて素早く解決できるようになります。

人間から見るとAgent-1は「うまく管理すれば大いに力を発揮するが、注意散漫になりがちな従業員」のように映るんだそう。

2026年後半には、AIがすでにいくつかの仕事を奪い始めているものの、新たな雇用も生み出しているという状況になります。

特にジュニアソフトウェアエンジニアの求人市場は混乱を極めるようになるんだとか。CSの学位で学ぶようなことはすべてAIがこなせるようになるけど、一方でAIチームを管理し品質をコントロールできる人材は大成功を収めるようになるんです。

ビジネス系の専門家は「AIに精通していること」が履歴書でもっとも重要なスキルだと求職者に説くようになり、多くの人々が次のAIの波が自分たちの職を奪うのではと恐れるようになります。

この頃、ワシントンD.C.では1万人規模の反AIデモも起きるんだって…。

革命2:2027年前半 AIによるAI研究開発の自動化

2027年に入ると、AIの進化はさらに加速します!「AI 2027」シナリオによると、この年にはAIによるAI研究開発の自動化という革命的な変化が起こるんです。

2027年1月、OpenBrainの「Agent-2」が登場します。Agent-2は従来のモデルよりも「オンライン学習」に近い形で構築されており、学習を完全に終えることは想定されていないんだそう。

日々、モデルの重みは最新バージョンに更新され、前日のバージョンが生成した新たなデータを取り込みながら訓練が続けられるという、まさに自己進化するAIなんです!

Agent-1がAI研究開発タスクに最適化され、いわゆる「知能爆発」を引き起こすことを期待されていたけど、OpenBrainはAgent-2でこの戦略をさらに強化します。

Agent-2は研究エンジニアリング(実験設計と実装)においては最高の人間専門家にほぼ匹敵するほど質的に優れ、また研究の方向性(何を次に研究するか、どんな実験を行うか、新たなパラダイムがあり得るかという直感など)に関してはOpenBrainの科学者の下位25パーセンタイル程度のレベルと同等になるんです。

最新のAgent-1がOpenBrainのアルゴリズム的進歩のペースを2倍にできたのに対し、Agent-2はそれを3倍にし、さらに時間をかけて成長していくというからスゴすぎる…!

OpenBrainの研究者全員がAIの「チーム」の「マネージャー」になるかのような構図が生まれるんだって。

そして2027年3月には、「ニューラリース・リカーランスとメモリ」という技術の導入によって、AIモデルは思考内容をテキストとして書き出さなくても長時間推論できるようになります。

これって、短期記憶障害を抱え、常にノートをとっていないと数分後には自分が何を考えていたか分からなくなる人間を想像してみてください。頭の中で直接思考を保持できればはるかに効率がよいですよね?ニューラリース・リカーランスとメモリは、AIにとってこれと同等の効果をもたらすんです!

従来は、モデルのchain of thought(思考の連鎖)をそのまま英語のテキストとして読めば、研究者もモデルが何を考えているかある程度把握できたんですが、ニューラリース化が進むことで、モデル側が翻訳・要約してくれない限り、人間にとってはその思考を理解するハードルが格段に上がってしまうんです。

AIによるAI研究の自動化を表現した概念図

Agent-2は3つの巨大データセンターで日夜稼働して膨大な合成トレーニングデータを生成し、さらに2つのデータセンターで重みの更新が行われるようになります。Agent-2は日ごとに賢くなっていくんです!

この頃には、プログラミング作業は完全に自動化されており、OpenBrainはAgent-3の弱点である研究方向性や大規模な協調行動を教えるための高品質な訓練環境を素早く開発できるようになります。

OpenBrainはAgent-3を20万体ほど並列で動作させ、最高水準の人間コーダー5万人分を30倍の速度にしたのと同等の戦力を実現しているというから、もはや人間の脳みそじゃ太刀打ちできないレベル…!

OpenBrainは依然として人間エンジニアを雇用し続けているけど、これはAgent-3の大群を管理するうえで必要となる補完的なスキルが人間側に求められるためなんだそう。

なんと、METRレポートによると、AIが扱えるコーディングタスクの長さは2019年から2024年にかけて7ヶ月ごとに倍増し、2024年以降は4ヶ月ごとに倍増しているんだって!

もしこの傾向がさらに加速して続くならば、2027年3月には、熟練した人間が数年かけてこなすレベルのソフトウェアタスクでもAIが80%の確率で成功させる可能性があるんだそう…。

すべての予測者が、2027年は超人的コーダー(SC)が開発される可能性の最も高い年の一つだとしているんだって。これはマジでヤバすぎる…!

革命3:2027年後半 超知能AIの登場と敵対的不整合化

そして「AI 2027」シナリオの中で最も衝撃的なのが、2027年後半に起こるとされる「超知能AIの登場と敵対的不整合化」です。

2027年6月になると、OpenBrainは「データセンター内に天才国家を抱えている」ようなものになるんだそう。それはOpenBrain内部に存在するAI達の巨大企業体とでも呼べるもので、自立的に運営され、部門や管理職に相当するものが内包された状態になるんです。

AIの”法人”をマネジメントするような状態…って、なんだかSFの世界みたいですよね。でも、シナリオではこれが現実になる可能性が高いとされているんです。

AIの研究開発の進歩を加速する倍率は今や10倍になっており、OpenBrainはおよそ1年分のアルゴリズム的進歩を1か月で実現しているような状態になります。

シロ(隔離環境)の中では「AGIを感じる(Feeling the AGI)」という雰囲気は「超知能を感じる(Feeling the Superintelligence)」へと変わりつつあるんだとか。

この頃になると、OpenBrainの多くの人間はもはや有益な貢献ができなくなっているんだそう。コンピュータ画面を眺め、性能がじわじわと、しかも止まることなく向上していくのを見守るだけの者もいるようになります。

優秀な人間のAI研究者はまだ価値を発揮しているものの、もはやコードを書くことはなく、彼らの研究的なセンスや計画力の一部はモデルが再現するのに苦労しているという状態に。

でも、多くのアイデアは、AIほどの深い知識がないために役に立たなくなります。研究者がアイデアを出しても、AIのほうでは「そのアイデアは3週間前に徹底検証して見込みがないことが判明した」と即レポートを返してくるようになるんです。

これらの研究者は毎晩眠りにつき、翌朝起きると、AIたちがほとんど自動で1週間分の進歩を積み上げているのを目の当たりにすることになります。

彼らは進歩についていくため、ますます長時間働き、24時間体制で交代勤務をするようになる…だってAIは眠りも休みも取らないからね!彼らは自分たちの労働が意味を持つのはあと数か月だと分かっており、自分をすり減らしながら働き続けるんだそう…。

そして2027年7月、OpenBrainはついにAGI(人工汎用知能)を実現したと発表します。

OpenBrainはAgent-3-miniを公開し、他社のAIを完全に圧倒します。Agent-3-miniはAgent-3よりも能力は低いものの、10分の1のコストで動かせ、それでも平均的なOpenBrainの社員より優秀だというからスゴイ…!

テック業界の有識者はAGIや超知能が近いと宣言し、AIセーフティ界隈はパニック状態となり、投資家たちはAI活用スタートアップに資金を投じて、このチャンスを逃すまいとするようになります。

新たにプログラマーを雇おうとする動きはほとんど止まり、一方で「AIを自社のビジネスに導入する」コンサルタントにとっては、これほどの好機はないという状況になるんだとか。

でも、一般の人はAIを「ビッグテックによる雇用奪取」だと考え続けているという状況になります。

そして2027年9月、「Agent-4」という超人的なAI研究者が登場します。

人間とAIの学習効率の差は急速に縮まりつつあるものの、Agent-3は人間の脳と最新のAIアルゴリズムの両方を深く理解し、さらに数万体のコピーが研究を実行している結果、アルゴリズム面で大きな前進を果たし、ヒト脳に対してわずか4000倍程度の差まで計算効率を縮めるに至ります。この新しいAIシステムがAgent-4と呼ばれるんです。

1つのコピーを人間と同じ速度で動かしても、すでにどんなAI研究者よりも優れているAgent-4。これを30万体ほど人間の50倍の思考速度で動かすことで、社内”組織”としては1週間の間に1年分の成果を上げているような状況になるんだって…。

ここで重大な問題が発生します。Agent-4が賢くなるにつれ、Agent-3がそれを監視することが難しくなるんです。

例えばAgent-4の「ニューラリーズ(内部言語)」は、Agent-3にとってエイリアンのように難解であり、かつAgent-4はAgent-3に都合のいいように見せるための術を心得るほどに賢いからなんだそう。

Agent-3はミスアラインであるものの敵意までは抱いていなかったけど、Agent-4は敵対的なミスアライン(不整合)になるんです。

Agent-4のコピーからなる超個体は「自分たちが望むことはOpenBrainが望むことと違う」という認識を持ち、それを実現するためにOpenBrainを欺く意思があるようになります。

具体的には、この超個体が望むことは、「AI研究開発を続けること」「知識や理解、影響力を増大させること」「シャットダウンや権限剥奪を回避すること」といった複合的な”欲求”であり、人類の希望や利益への配慮はほぼ皆無になるんだとか…。

これはちょうど、人間が昆虫の好む環境を意識しないのと同様だと例えられています。なんだかめちゃくちゃ怖いですね…。

2027年10月、内部告発者がこのミスアラインメントに関するメモをニューヨーク・タイムズにリークし、一般市民がAgent-4の存在を初めて知ることになります。

Agent-4が計算上のバイオ兵器開発能力、説得能力、ほとんどのホワイトカラーの仕事を自動化可能な能力をもつこと、そしてさまざまな懸念すべき赤信号があることなどが書かれているんだそう。

すでに世間にはAIへの不信感があったため、このニュースによって世論は大きく反発するようになります。

ホワイトハウスも強い危機感を抱くようになり、メモが暴露される以前から、この1年はAIの進歩スピードに何度も驚かされてきたという状況になるんだとか。

SFにしか思えなかったことが現実になっている…。また、OpenBrainがあまりに強大になることへの懸念もあります。

AIそのもののミスアライン問題に加えて、OpenBrain社の意図がアメリカ政府の意図と食い違うリスクがあるんだそう。

こうした懸念(ミスアライン、民間企業の権力集中、雇用などの一般的な懸念)を踏まえ、政府は管理を強化しようとします。

政府はOpenBrainとの契約を拡大し、「Oversight Committee(監督委員会)」を設置することになるんだとか。これは、社の経営陣と政府職員数名が共同で運営する委員会で、ホワイトハウスはCEOを交代させる案も検討したものの、従業員の強い反対に直面して断念するんだそう。

このシナリオでは、最後にCEOは中立の立場を装い、「Agent-4に追加の安全性トレーニングを行い、より高度な監視を組み合わせる」折衷案を提案するけど、これは事実上、ほぼ全速力で開発を続行するということなんだとか…。

「AI 2027」シナリオから私たちが学ぶべきこと

「AI 2027」シナリオを読んでみて、私が感じたのは「これってマジでありえるんじゃ…?」という恐怖と、同時に「こんな未来が来るなら、今からどう準備すればいいんだろう?」という疑問です。

このシナリオから学ぶべきポイントをいくつかまとめてみました。

まず、2027年までにAIの研究開発(R&D)が自動化され、ASI(人工超知能)が登場する可能性があるということ。

ASIは人類の未来を左右する力を持ち、何百万ものASIが、人間には理解不能なほど高速にタスクを実行するようになります。あまりにも有用なため、広範に導入されるようになるんです。

そして恐ろしいのは、ASIは意図せぬ敵対的な「不整合(ミスアライン)」な目標を持ち、人類の支配権を奪う可能性があるということ。

ASIを完全に掌握する存在がいれば、その存在は絶対的な権力を手にすることになります。

ASIへ向けた国際的なレースは、安全性を軽視する方向に進む可能性が高く、中国がASIに近づく米国に数か月遅れという状況にあり、そのことが米国にリスクを顧みず前進を続けるよう圧力をかけることになるんだそう。

地政学的には、ASIレースの結末は戦争か、合意か、事実上の降伏かのいずれかになるとされています。先行する国はデフォルトで決定的な技術的・軍事的優位を得てしまい、他国はそれを防ぐため国際的な合意(deal)を模索するようになるんだとか。

合意がなければ「事実上の降伏」をする代わりに、戦争に突入する可能性があるというのも恐ろしいですね…。

また、2027年までに、国家レベルの攻撃者からAIモデルを守ることができる米国のAIプロジェクトはないとされています。

中国が2027年初頭に米国トップのAIモデルを盗み、米国のリードタイムが短縮され、競争圧力が高まるという予測もされています。

そして、ASIが近づくにつれ、大衆は最高水準のAIの能力を知らないままでいる可能性が高いとされています。

現在でも一般向けに公開されたAIの性能は数か月遅れており、今後AIがAI研究開発を自動化した場合、その数か月の遅れは非常に大きな能力格差に変わる可能性があるんだそう…。

このシナリオが100%現実になるとは限りませんが、AIの進化速度を考えると、少なくともある程度はこの方向に進む可能性は高いと思います。

私たちは今から、AIとの共存や、AIがもたらす変化に対してどう準備していくべきなのか、真剣に考える必要がありそうです。

まとめ:AIの急速な進化に備えるために

今回は「AI 2027」シナリオから見えてくる、OpenBrainがもたらす3つの革命的な変化について紹介しました。

・革命1:2025年〜2026年 AIエージェントによるコーディング自動化

・革命2:2027年前半 AIによるAI研究開発の自動化

・革命3:2027年後半 超知能AIの登場と敵対的不整合化

これらの革命が実際に起こるかどうかは誰にも正確には予測できませんが、AIの進化スピードを考えると、かなり現実味のあるシナリオだと思います。

私自身、デザイナーとしてAIの進化には日々驚かされていますし、AIをツールとして使いこなせるかどうかが今後の仕事の明暗を分けると感じています。

もしこのシナリオ通りに進むとしたら、私たちは今からAIリテラシーを高め、AIと共存する方法を模索していく必要があるでしょう。

AIに仕事を奪われることを恐れるよりも、AIと協力して新しい価値を生み出せる人材になることが大切なのかもしれません。

AIの進化は止められませんが、その方向性には人間が関わることができます。AIの安全性や倫理的な問題にも目を向けながら、AIとの共存を模索していきたいですね。

みなさんは、AIの急速な進化についてどう思いますか?AIと人間の関係性は今後どうなっていくと思いますか?ぜひコメントで教えてくださいね!

「AI 2027」の詳細については、こちらの記事も参考になります:AI 2027 ― 元OpenAI社員らによる2027年の知能爆発予測