【山口周】20代30代で仕事が絶好調な人 危ない理由

この記事はこちらのサイトを参考にしてます【DIGEST】成長し続けるための働き方/人生というプロジェクトの原理/人的資本の投資/リターンを最大化する投資
ねぇねぇ、みなさん!今日は「人的資本」についてお話ししていきます。なんだか難しそうな言葉に聞こえますが、シンプルに言うと「あなたの成長」のこと。
私、papanaviも30代の時、デザインの仕事がめちゃくちゃ順調で「このままでいいや〜」って思ってた時期があったんです。でも今思えば、あれは完全に「成長が止まる罠」にハマってました!!
山口周さんの講演内容によると、30代で活躍している人が陥りがちな罠があるんだって。それが「コンフォートゾーン(快適領域)」。仕事が順調すぎて失敗がない状態って、実は人的資本の成長が止まっているサインなんですよ。ショッキングッ!?
この記事では、成長が止まる3つの罠と、すぐに実践できる7つの対策について、山口周さんの講演内容をベースにしながら、私の経験も交えてお話ししていきます。特に30代のバリバリ働いている人!このまま読み進めてくださいね。あなたの成長が止まっているかもしれませんよ…。
人的資本とは?その重要性を理解しよう
まず「人的資本」って何なのか、ちょっと整理しておきましょう!
人的資本とは、簡単に言うと「あなたが持っている能力や経験、スキル、知識など」のこと。これらは「資本」として捉えられるんです。つまり、投資して増やせるものなんですよ!
山口周さんの講演では、人生を豊かにする三つの資本について語られていました。
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人的資本:あなた自身のスキルや知識、経験値
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社会資本:人脈やネットワーク、信頼関係
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金融資本:お金や資産
この3つがバランスよく発展することで、最終的に「ウェルビーング(幸福)」につながるんだそうです。
私も独立してから気づいたんですが、会社員時代は「金融資本」ばかり気にしてました。給料アップとか、ボーナスとか…。でも独立してから「あ、人脈大事!」「もっと新しいスキル身につけないと!」って痛感したんですよね。
山口さんによると、若い時こそ「人的資本」への投資が最も大きなリターンをもたらすそうです。これは経済学者のゲイリー・ベッカーの人的資本論からきているみたい。
「今手元に1000円あったとする。株式、国債、土地…いろいろな投資があるけれども、何が一番長期的なリターンが大きいかって言ったら人に投資するのが一番でかい」
なるほど〜!私も福岡に戻ってきてから、デザインだけじゃなくAIやWEB制作のスキルを磨くために時間とお金を使ってきましたが、これは間違いなく正解だったみたいです!

成長が止まる3つの罠とは?
さて、山口周さんの講演によると、特に30代で活躍している人が陥りやすい罠が3つあるんです。これ、マジで私にも当てはまってた…。
罠①:コンフォートゾーンに留まり続ける
山口さんはこう言ってます。
「ものすごくうまくいってる、今年1年のプロジェクトに失敗もなかった…明らかに人的資本は成長しなくなってるって状態なんですよ」
えっ!?成功してるのに成長してないって、どういうことっ!?
実は、人間は失敗や挑戦から成長するものなんです。快適な領域で同じことを繰り返していると、新しいスキルや知識は身につきません。
私も東京の制作会社で百貨店の折込チラシを作っていた時、毎回同じようなデザインで「うまくいってる」と思ってました。でも、ある時「これじゃダメだ」と気づいて、WEBデザインという全く新しい分野に挑戦したんです。最初は本当に大変でしたが、今思えばあの挑戦がなければ今の自分はなかったと思います。
罠②:経験のインフレ(または逆にデフレ)に気づかない
山口さんは日本企業の問題点としてこう指摘しています。
「日本って今バブル世代以降の人がかなり上層部に詰まってて、経験のインフレが起こってるんですよ。昔だったらもう社長をやってた人たちが、やっと部長になってるってことは、経験の価値がどんどんどんどん下がってる」
これは本当にそうだと思います!私が新卒で入った会社でも、上の世代が詰まっていて、若いうちに責任ある立場を経験できませんでした。
一方で、私が福岡の会社でIT部門の立ち上げメンバーとして参加した時は、若いのに大きな責任を任されました。VRやARアプリの企画構成から、UIデザインまで…。あの経験が私の人的資本を大きく成長させてくれたんです!
罠③:短期的な金融資本ばかりを追いかける
山口さんは若者のキャリア選択についてこう語っています。
「コンサルティングファームで身につくるのはコモディティの能力で、かつこれ人工知能が出てきたら人工知能が一番得意な能力なんで、中長期的なメガトレンドと競争優位性差別的優位性という観点から考えると、ちょっとクエスチョナブル」
つまり、短期的にお金になる仕事ばかり選んでいると、長期的には差別化が難しくなる可能性があるってこと。
私もデザイナーとして、「今すぐお金になる仕事」と「将来の自分の価値を高める仕事」のバランスを考えるようになりました。例えば、ココナラでの単発案件も大事ですが、それだけじゃなく、AIやデジタルスキルの習得にも時間を使うようにしています。
この3つの罠にハマると、あなたの成長は確実に止まります。でも大丈夫!次は具体的な対策を見ていきましょう!
即効性のある7つの対策
成長が止まる罠に気づいたら、すぐに行動を起こしましょう!ここからは、山口周さんの講演内容と私自身の経験から導き出した、即効性のある7つの対策をご紹介します。
対策①:新しいプロジェクトに自ら手を挙げる
山口さんはこう言っています。
「コンフォートゾーンで、すげーうまくいってるなっていう時には、だいたい人的資本も社会資本も伸びなくなってるんで、それはねちょっとポジショニングをずらしたり、新しいプロジェクト自分で仕込まないといけない」
私も、美容機器ブランドのインハウスデザイナーとして働いていた時、「WEBデザインやってみたい!」と上司に直談判して、それまでやったことのなかったLPデザインを担当させてもらいました。最初は大変でしたが、そこで学んだスキルが今の独立の大きな武器になっています。
自分の「やったことないけどやってみたい」ことに積極的にチャレンジすることで、人的資本は確実に増えていきます!
対策②:仕事のポートフォリオを組み直す
山口さんは自身のキャリアについてこう語っています。
「30代って本当に1日18時間ぐらいコンサルティングの仕事やってて、土日も大体どちらかは出社っていうことで、ほとんど100%コンサルティングに注ぎ込んでた。40代から副業をやるために会社を変えた」
私も独立前は美容機器メーカーで朝から晩まで働いていましたが、独立してからは意識的に仕事のバランスを変えました。WEB制作、LPデザイン、ロゴデザイン、バナー制作…様々な仕事をバランスよく受けることで、特定のスキルだけに依存しないようにしています。
また、仕事を選ぶ際には、単にお金だけでなく「この仕事が自分に何をもたらしてくれるか」を考えるようにしています。例えば、新しい業界のクライアントの仕事は、たとえ報酬が少なくても、新しい知識や人脈が得られるならやる価値があります!
対策③:人的資本が上がる場所に身を置く
山口さんはこう指摘しています。
「よっぽど気をつけてこの人的資本が上がる場所に身を置くということを意識して、自分の戦略的なポジションを考えないと、すぐカーブ寝ちゃう」
これは本当に大事です!私が東京の印刷会社から制作会社に転職したのも、「もっとクリエイティブな環境で働きたい」という思いからでした。そして福岡に戻ってきてからは、IT部門の立ち上げに参加することで、デジタルスキルを身につける環境に自分を置きました。
環境は人を作ります。自分の成長につながる環境を意識的に選ぶことが大切です!
対策④:自分への投資を惜しまない
山口さんは「人的資本」という言葉を最初に言い出した経済学者のゲイリー・ベッカーの考えを紹介しています。
「今手元に1000円あって、株式に投資する、国債に投資する、土地に投資する…いろいろな投資があるけれども、何が一番長期的なリターンが大きいかって言ったら人に投資するのが一番でかいってこと言ったんです」
私も独立してから、Illustrator、Photoshop、Figmaだけでなく、Wix studioやClaude、GPTなど、新しいツールやAIの勉強に時間とお金を使っています。これらは間違いなく「自分への投資」です。
特に20代、30代のうちは、自分のスキルや知識に投資することが、長期的に見て最も大きなリターンをもたらします!

対策⑤:人生のフェーズに合わせた活動を意識する
山口さんは人生のフェーズについてこう語っています。
「20代はいろんなことを試してみたり、やってみたりして、自分が夢中になれるものとか人生の柱になる領域をどこに立てるかっていうのを探していく時期を春として、30-40代はレーザーのように集中させる密度の高い仕事をやって、ある領域にも一点集中して人的資本と社会資本を築く時期」
私も20代は様々なことに挑戦しました。印刷会社、制作会社、IT部門…。そして30代で美容機器メーカーのインハウスデザイナーとして集中的に働き、40代の今は独立して自分のスキルを多方面に活かす時期に入っています。
自分が今どのライフステージにいるのかを意識して、それに合った活動をすることが大切です!
対策⑥:イニシアチブポートフォリオを設計する
山口さんはマッキンゼーのコンセプトとして「イニシアチブポートフォリオ」を紹介しています。
「プロジェクトにポートフォリオを設けなさいということで、そのポートフォリオの軸っていうのは、自分にとって馴染みのレベルの高い低い、あといつお金になるのかっていう収益化のタイミングの軸」
私も独立してから、仕事を「すぐに収益になるもの」と「将来の種まきになるもの」に分けて考えるようになりました。例えば、ココナラでの案件はすぐに収益になりますが、新しいデザインツールの習得やAIの勉強は将来の種まきです。
両方をバランスよく持つことで、短期的な収入と長期的な成長を両立させることができます!
対策⑦:三つの資本のバランスを意識する
最後に、山口さんが強調している「三つの資本」のバランスについて。
「人的資本、社会資本、金融資本が3つの実践でウェルビーングっていうものにつながる」
私も独立してから、この3つのバランスを意識するようになりました。
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人的資本:新しいスキルの習得(AI、WEB制作など)
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社会資本:クライアントとの信頼関係構築、デザイナーコミュニティへの参加
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金融資本:適正な報酬設定、将来のための資産形成
どれか一つに偏るのではなく、3つをバランスよく発展させることで、真の「ウェルビーング(幸福)」につながります!
人的資本投資の具体的な方法
ここまで読んで「よし、人的資本に投資しよう!」と思った方に、具体的な方法をお伝えします。
方法①:学び直し(リスキリング)を積極的に行う
人的資本経営が注目される中、「リスキリング」という言葉をよく耳にするようになりました。これは新しい技術やスキルを学び直すこと。
私もデザイナーとして、常に新しいツールやトレンドをキャッチアップしています。最近ではAIツールの活用方法を学び、クライアントワークに取り入れています。
オンライン講座、セミナー、書籍…様々な方法で学ぶことができますが、大切なのは「継続すること」。私は毎日1時間は新しい知識のインプットに充てるようにしています!
方法②:異業種・異分野の人との交流を増やす
山口さんが社会資本の例として坂本隆一さんの例を挙げています。
「坂本隆一さんって音楽家としてやっていきたい、できれば世界を舞台に仕事したい、そんな時に大島渚さんから戦場のメリークリスマスっていう映画に出てくださいと役者としてやってくださいって言われて…デビッドボーイが主演だったんですよね」
異業種・異分野の人との交流は、思わぬ形で社会資本を増やし、新たなチャンスをもたらします。
私も福岡に戻ってきてから、デザイナーだけでなく、エンジニアやマーケター、経営者など様々な人と交流するようにしています。そこから新しい仕事の依頼が来ることも少なくありません!
方法③:自分の市場価値を定期的に確認する
山口さんはコンサルティング業界の例を挙げて、市場価値の変化について語っています。
「僕がBCG入った時BCGって150人ですからね、もう全くいなかったわけですよ世の中に。で当然そのコンサルの出身者っていうのもマーケットで少なかったので、当時のマーケットバリューって非常に高かったわけですけども、今BCGもほぼ10倍のサイズになり…供給量が10倍になったら何が起こるかっていうとねこれ経済学の基本原則ですけども、マーケットバリュー下がるに決まってます」
自分のスキルや経験の市場価値は常に変動しています。特にAIの台頭により、今後多くの職種で市場価値が変わる可能性があります。
私も定期的にデザイン業界のトレンドやスキルの需要を確認し、自分の市場価値を把握するようにしています。そして、需要のあるスキルを積極的に身につけるよう心がけています!
成長し続けるためのマインドセット
最後に、成長し続けるためのマインドセットについてお話しします。
固定マインドセットから成長マインドセットへ
心理学者のキャロル・ドゥエックは、人間のマインドセットを「固定マインドセット」と「成長マインドセット」に分けています。
固定マインドセットの人は「才能は生まれつきのもの」と考え、失敗を恐れる傾向があります。一方、成長マインドセットの人は「努力次第で能力は伸びる」と考え、挑戦を楽しむ傾向があります。
山口さんの言う「コンフォートゾーンから抜け出す」ためには、この「成長マインドセット」が不可欠です。
私も昔は「デザインセンスは生まれつきのもの」と思い込んでいましたが、今は「練習と学習でセンスは磨かれる」と考えるようになりました。その結果、新しいことへの挑戦が怖くなくなりました!
失敗を恐れず、学びに変える
山口さんはこう言っています。
「新しいことにチャレンジして、非常に勝手に、としたり悩んだりとかしてまあそれ最終的にうまくいくってねもちろんもちろんありますけど」
成長するためには失敗は避けられません。むしろ、失敗から学ぶことで人的資本は大きく成長します。
私もWEBデザインを始めた頃は何度も失敗しました。でも、その都度「なぜ失敗したのか」を分析し、次に活かすようにしています。今では失敗を「成長のチャンス」と捉えられるようになりました!
長期的な視点で自分の人生を設計する
山口さんは人生のフェーズについて語っていますが、これは長期的な視点で自分の人生を設計することの重要性を示しています。
私も40代になって、「今後10年、20年でどうなりたいか」を考えるようになりました。AIの発展でデザイン業界も大きく変わる中、単なる「デザイナー」ではなく、「クライアントの課題を解決するコンサルタント」としての価値を高めていきたいと思っています。
長期的な視点で自分のキャリアを考えることで、短期的な誘惑に流されず、本当に価値のある人的資本への投資ができるようになります!
まとめ:人的資本への投資が未来を作る
いかがでしたか?今回は山口周さんの講演内容をベースに、「人的資本」の重要性と成長が止まる罠、そしてその対策についてお話ししました。
もう一度おさらいしましょう!
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人的資本とは:あなた自身のスキルや知識、経験値のこと
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成長が止まる3つの罠:コンフォートゾーンに留まる、経験のインフレに気づかない、短期的な金融資本ばかり追いかける
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即効性のある7つの対策:新しいプロジェクトに手を挙げる、仕事のポートフォリオを組み直す、人的資本が上がる場所に身を置く、自分への投資を惜しまない、人生のフェーズに合わせた活動を意識する、イニシアチブポートフォリオを設計する、三つの資本のバランスを意識する
特に30代で「このままでいいや」と思っている人!要注意です…。今が一番成長できるチャンスなのに、コンフォートゾーンに留まっていては、人的資本は増えません。
私自身、デザイナーとしてAIの台頭に危機感を感じつつも、新しいスキルを学び、自分の価値を高める努力を続けています。それが長期的には最も大きなリターンをもたらすと信じているからです。
皆さんも、自分の「人的資本」「社会資本」「金融資本」のバランスを見直し、特に「人的資本」への投資を増やしてみませんか?きっと5年後、10年後の自分に感謝されるはずです!
最後に山口さんの言葉を借りれば、「人的資本、社会資本、金融資本の形成が、最終的に自己効力感、社会的つながり、経済的安定性という三つの要素を通じてウェルビーング(幸福)につながる」のです。
さぁ、今日から人的資本への投資を始めましょう!
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